皆さんは毎日元気に100%のパフォーマンスを発揮出来ていますか。
3月は年度末を迎えている方も多く、多忙な毎日の中で「疲れが取れていない」、「気分がうかない」、「体が重たい」といった些細な不調を抱えながら仕事をしていることはないでしょうか。
今回は些細な体調不良が引き起こす生産性の低下についてご紹介します。
1.些細な体調不良が生産性低下を引き起こす
平成28年(2016年)に沖縄県内の企業で働く1,803名を対象に行った調査によると、体調不調がない時に発揮できるパフォーマンスを100点(%)とすると、過去4週間の自分自身のパフォーマンスの点数は、全業種平均76点(%)という結果が出ています。
パフォーマンスを落としている要因は、「疲れが取れていない」、「気分がうかない」、「体が重たい」などの些細な体調不良でした。
働く皆さんのパフォーマンスが落ちることは企業全体の生産性の低下につながります。
例えば、50人が働く企業の場合、一人当たりの年間給与を平均300万円と仮定すると、年間3,600万円の見えないコストが発生している計算になります。
(50人×300万円×24%(パフォーマンスの低下率)=3,600万円)
2.体からのサインを見落とさない
些細な体調不良は、細胞が元気に働けていないという体からのサインです。
サインを無視して無理をしてしまうと大きな病気につながってしまう場合もありえます。
「ちょっと疲れているけれど大丈夫」、「目の前の仕事をこなさなければいけないから仕方ない」と体からのサインを見落とさず、ご自身の体からのサインに目を向けてみましょう。
3.セルフケアで体からのサインに応える
些細な体調不良は、これまでにコラムで取り上げているセルフケア(腕振り体操、万歳ストレッチ、箸置き)に取り組むことで改善が期待できます。
また、経営者の視点から見ると些細な体調不良の改善は、社員の生産性向上に向けて100%のパフォーマンスを引き出すことにつながります。
腕振り体操、万歳ストレッチ、箸置き、ご自身や会社で取り組みやすいセルフケアから始めてみませんか。
些細な体調不良を改善して、新年度も100%のパフォーマンスを発揮できるよう日々元気に過ごしていきましょう。