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執筆者の写真西里喜明

【代表メッセージ】成長する人の条件① 素直な心【人間力向上㉕】



 毎日、いろんな人と出会う。成長意欲の旺盛な人、現状維持を好む人、積極的な人、消極的な人、外交的な人、内向的な人、権力意識の高い人、民主的な人、それぞれの性格や想いで日々の生活を送っていると思う。


 人は日々変化していき、肉体的な成長は青年期を境に維持から徐々に低下していくが、精神的には年齢に関係なく一生成長を続けるものだと考えている。

 どのような人が成長し、人を引き付ける魅力を備えていくのだろうか。

 今回から3ヶ月にわたり、成功する人の条件を掘り下げていきたい。

 今回は成長するのに重要な「素直な心」について、示唆に富んだ言葉を紹介する。



 20数年前に、沖縄県内のある森林組合の理事長から次のような言葉を聞いたことがある。

 『木ぬ・曲がいや・使りしが、心ぬ曲がいや・使らん(木の曲がりは使えるが、心の曲がりは使えない)』

 沖縄の心(しまぬくくる)(i-uchina.com)には次のような解説がのっている。

 

 曲がった木は使い道があるが、心の曲がった・ひねくれた者は使い道がない。曲がった木は主に装飾として手すりや階段の親柱などとして使われ、天然の曲がりを生かすことができ、単調な空間にダイナミックさを加えて、個性的な空間を作り出すことができるのです。

 しかし、人間の場合はそうはいかない。木と違って素直なのが一番いい。心の曲がった者や根性の曲がった人はなかなか使えない。責任転嫁をして自分の非を認めない人、皮肉屋で攻撃的に他人を傷つける言葉を平気で発言する人等々。そうならないためにも、人の注意を素直に受け入れなさいということです。素直な心の大切さを説き、心のねじれた者を戒める場合などに用いられます。

 

 松下幸之助氏はこう言っている。

 「素直な心は人を強く正しく聡明にしてくれるのである。」

 経営者でも素直な経営者は、顧客の声、社員の声を素直に聴き入れ、素直な対策を講じていく。結果的に社風が良くなって成長企業へと育っていく。


 人の助言を素直に聴き、受け入れる。謙虚に自分自身の現状を認識・評価し、さらなる高みを目指して向上心を持って努力していく心・行動力を持つ人、このような人が成長すると思っている。

 今一度、自分のあり様を素直な気持ちで振り返り、長所を伸ばし、短所を見直す取り組みをしたいものである。



株式会社CSDコンサルタンツ

代表取締役 西里 喜明

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