組織はトップの器以上には大きくならないと言う格言がある。
特に中小企業は社長の器以上には成長しない。これまで、中小企業支援現場でたくさんの事例をみてきた。
社長が人間力を磨き徳を積み、魅力的な人間になると、人(人財)が集まり、企業に魅力と勢いが増す。
中国の「四書五経」の中の『書経』に次の名言がある。
「徳に懋(つと)めるは官に懋めしめ、功に懋めるは賞に懋めしむ」
徳のあるものには上に立つ役職・位を与え、功績を上げたものには褒賞金で報いる、ということであり、組織の安定成長は昔から人間の求めるところである。
徳のない人が社長として経営しても、良い人財はなかなか集まらない。
「類は友を呼ぶ」という言葉もあるように、成長意欲のある人は魅力のある社長・企業を選ぶだろう。
経営者は常日頃から自身を磨くべく、徳を積む努力をおこたってはならない。
「我が社は現代の世の中(社会)の何に貢献しているのだろう。現状のままでいいのだろうか?」
常に自問自答しながら自社の存在価値を高める経営姿勢が自然と人間力を高めていくことにつながると思う。
そして、「徳に懋めるは官に懋めしめ、功に懋めるは賞に懋めしむ」ことを貫くことにより会社が安定成長への道を歩み続けることになると確信する。
社長は常に徳を積み、人間力を磨き魅力的な人間になって欲しいと望む。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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