健康経営の担当者は、経営者と現場スタッフの間に立ち、会社の将来と社員の健康を思いやりながら様々な取り組みを展開する大切な存在です。
そんな健康経営のキーパーソンとでもいうべき担当者に向いている社員とはどんな人でしょうか?
今回は、一般的に言われている適性や弊社の知見からその一部をご紹介します。
1.健康経営に向いている人
①健康になることに興味がある人
担当業務は主に社員の健康に寄与することなので、健康に対する興味・関心が高いほど業務へのモチベーションも高まります。
業務に意欲的に取り組むことで知識も増え、自分にも活かせるため健康になりたい人にはうってつけの仕事です。
②行動力がある人
担当者は、社内の取り組みにおいて他の社員のモデルになることが望ましいです。
自ら行動変容し、自身の変化を周囲に見せることで取り組みの説得力が増し周囲を巻き込みやすくなります。
自分にも周囲にも良い影響を広めていくことができますよ。
③コミュニケーション能力の高い人
健康に関する話題はプライベートの領域であることも多いですね。
相手の価値観や生活スタイルを否定することなく、「健康になるために取り組んでみよう」と思ってもらうためには、話すタイミングや言葉選び、表情など意外と高度な調整が必要です。
「どんな人とも、あまり苦労せず話せる」というのは素晴らしい長所です!
④PDCAを粘り強くまわせる人
社内の健康課題を解決するために計画を立て(P)、実行し(D)、振り返って反省し(C)、次の改善に活かす(A)ことは健康経営でも必須の姿勢です。
取り組みを実行した結果、自分や周囲がどう変わったかな?と気づく観察力も大切ですね。
短期的にも中長期的にも粘り強く取り組みを促せる人は健康経営に欠かせません。
⑤チームワークが得意な人
健康経営は経営トップを中心に推進体制を明確にしたうえで、「担当チーム」が牽引することをおすすめします。
老若男女に関わることなので、様々な立場の社員がチーム内にいることが理想ですが、最少人数だとしても男女それぞれの担当者がいた方が進めやすいでしょう。
全社で効果的に進めていくためには、一人で抱え込むことなくチーム内でよく相談し協力し合って解決策を実行していくのが近道です。
報・連・相が上手である、進んで周囲をサポートする、目標達成のために周囲を引っ張る、など日頃からチームワークをうまく進めている人は、健康経営でも活躍するでしょう。
2.能力は後からついてくる?「役割が素質を引き出す!」
上記項目が全て当てはまる人が最適!と言われてしまうと、自信のある人は少ないかもしれませんね。
初めから最適・完璧である必要はないのでご安心ください。
会社で働く仲間のため、社員の背後にいる家族のためを思いやる「仲間を大切にできる人」であれば、能力は実務をこなすことで身につけることが可能です。
チームが組めるのならそれぞれの良さで補い合うこともできます。
さて、今回は健康経営のカギを握る担当者の適性や能力について見てきました。
担当者の良い素質を引き出し、伸ばすことで御社に合った健康経営を推進していきましょう!
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