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執筆者の写真西里喜明

【代表メッセージ】心は熱く(Hot Heart)、頭脳は冷静に(Cool Head)【人間力向上㉞】


「心の熱い人」がいる。情熱的で、話についつい引き込まれてしまうような、ある種の魅力を感じる人である。しかし、話を詰めていくと計画・中身が雑で、先行きに不安を感じる事がある。

 一方で、論理的で内容・数字のつじつまがしっかり合っていて、なるほど!と頷ける精緻な計画を打ち立てる「頭脳派の人」がいる。

 

 今をときめくマーケター・森岡毅氏は、何かを成し遂げる時は「熱い思い」と「冷たい客観性」の両輪が必要だと言っている。

 「冷たさだけでは人はついてこないし、熱さだけでは道を間違える」「Hot Heart, Cool Head」(心・想いは熱く、頭は冷静に)という言葉はあるが、両立できる人は多くないようだ。


 渋沢栄一翁は「論語と算盤」で「見識の高い人格の習得」と「事業として成立し得る収益性の確保」が必要だと説いている。

 

 どちらが先、とは一概に言えないが、「熱い想い」がなければ、困難を克服してまで新しい道を切り開こうという「リスク」をとろうとは考えないだろう。

 「会社を変える、成長させる」「社会を変える、社会課題の解決を図る」という困難な事業に対して利他の精神で臨み、使命感を持って取り組む時、その人の人間的魅力が高ければ必ず「ついて来る人」「応援してくれる人」が現れる。ただし、その時に「論理的・数学的な客観性」を持ち合わせていなければ応援者に迷惑をかけてしまう。せっかくの親切・信頼を裏切らないためにも冷静な客観的分析は必要である。


 混沌とした世の中で、平和な良い社会を創り上げていくためには「良い想い・事業」を拡げていこうとする熱い人が、冷たい客観性を身につけて先頭に立ち引っ張っていくことが求められる。

 その後をついてくる人が必ず現れることを信じて、まず自分が旗を立てて先頭を走ろう。

 「鶏口となるも牛後となるなかれ」である。



株式会社CSDコンサルタンツ

代表取締役 西里 喜明


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