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執筆者の写真西里喜明

【代表メッセージ】経営者と知行合一【理念経営㉝】

 



 第50回衆議院総選挙が10月27日に行われた。結果の論評は避けるが、各政党の公約や各候補者の言っていることは大変素晴らしいものが多かった。

 選挙の時、いつも思うことであるが、各政党・各当選者が選挙の時に言っていた公約・約束事をしっかり実践してくれれば、今頃素晴らしい世の中になっているであろうに・・・・。


 政治の世界に「信なくば立たず」という言葉があるが虚しい響きがある。

 言ったことと、実際にやっていることが違っていても当人たちは何も感じなくなってしまっているのだろうか。選挙不信、政治家不信、政治不信は今に始まったことではなく、現状の改革がなければこれからも続くことになる。


 もし、経営がこうなってしまったら、企業は継続できるか。

 

 経営者の言っていることが信用できない、となると「信頼できない経営者」である。

 信頼できない経営者の下でも、社員の力を結集して社業を発展させようという志ある幹部も中にはいるだろうが、それに期待する経営は心許ない。

 

 やはり、経営は「王道」を行くのが筋ではないだろうか。

 それは、経営者が「高い志」を持ち、高い・広い見識の下で、語ったことを確実に実践していくということである。

 有言実行する。そして成果が上がるまで、諦めず、粘り強くやり遂げる、やり抜く。このような経営者こそが信頼を勝ち得て伸びていく。


 先日、大阪でアグネス・チャン氏の「私の人生のターニング・ポイント」というテーマの講演を聴く機会があった。

 氏が言っていたのは、「人生にはいろいろな<多くの>ターニング・ポイントがある。人との出会い、心に刺さる言葉、世の中に起きている様々な出来事<いい事も悪い事も>、いずれも自分なりに感動したり、感じたりする瞬間だ」ということである。


 しかし、そのことを自分事としてしっかり受け止めて・判断し・行動に移すか、それとも感動し・感じ入ることがあっても・また昨日と同じ生活を送るのかによって将来の自分の人生が大きく変わるという内容であった。


 経営者も日々様々な出会いがあり、意見交換し、刺激を受けていることと思う。

 そこで得た知識・情報を自分事として受け止め、自分の言葉で語り、責任をもって実践していく。まさに「知行合一」の実践である。


 その繰り返しによって確実に成長、飛躍していくであろうことは火を見るより明らかである。さあ、実践しよう!!



株式会社CSDコンサルタンツ

代表取締役 西里 喜明

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