しばらく会わないうちに「逞しく成長し、魅力的になっていく人」と「昔の面影もなく寂しさを感じさせる人」がいる。
何がそうさせるのか、先人たちはいろいろな言葉(格言)でその事を示唆している。
「ローマは一日にして成らず」:
立派な事やものは長年の積み重ねがあって初めて完成する。
「千里の道も一歩から」:
どんなに大きな目標でも、まず身近なところから着実に努力を積み重ねていくことで成功
につなげられる。
「ちりも積もれば山となる」:
些細な行動(小さな善行であって)も時間をかけて継続することで思わぬ大きな結果につ
ながるものである。
これらの「ことわざ」は誰もが子供の頃から、いろんな場面で聞いて知っていることと思う。
では何故、大人になり、歳をとって「生き方・人間的魅力」に差が出てくるのだろうか?
知っていることを実践することはもとより、人生のゴール、目的を何にするか、今何をすべきなのか、意識を持った生き方が大切ではないだろか。
私は、「人の時間を大切にする」ことが、自分の時間を大切にし、自分を磨くことに繋がる一つではないかと思っている。
人の時間を大切にするとは、相手との約束の時間・場面や関わりを「無」にしないということである。
言い換えれば、せっかくの時間を自分中心に使わないということだ。
人に会うには必ず「目的」がある。その目的を達成するために事前準備をしっかり行うということが重要になる。(例えば、必ずしも資料をしっかり作りこんで会うということではなく、頭の中でちゃんと整理し臨むということだ。)
人様の大切な時間、大げさに言えばその人の「命」の「ある限られた時間を自分のために割いてくれている」という認識を持てば、相手に対して失礼のない臨み方をする必要性が分かるはずだ。
相手の方と真摯に向き合い、お互いのために建設的なやり取りを目指すことで自分自身の考え方、身の処し方、生き方が変わってくる。自分自身が磨かれていく。
ある社長は若い営業パーソンや来訪者とも真摯に向き合い、生の情報、最新の情報を得ながら自分自身の頭の体操や業務改革・革新のヒントにしているという。
常に学ぶ姿勢で臨み、相手の時間と自分の時間を大切にし、有効に活かしている。
「自分を大切にするためには人様を大切にせよ!」という想いで日々、自分に向き合えば、数年後には魅力的な人に成長しているであろう。
ぜひ、実行あるべし、と常に思う。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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