新年あけましておめでとうございます。
今年の干支は卯年です。卯年は飛躍の年といわれておりますが、飛躍する前に再度経営の原点を考えてみたいと思います。
なんのために経営するのか?
いつも人生の参考にさせてもらっている「致知」の2023年2月号にこんな記事が掲載されています。
〈大分県湯布院玉の湯の桑野和泉社長の対談記事〉
・・・・このコロナ禍の二年半を思い返して何が辛いかというと、「不要不急」という言葉を突きつけられたことです。旅行とか食事を楽しむってことは人間が生きていく上で、大事なことだと私たちは思っています。それを仕事にして生きている。にも拘わらず、不要不急といわれた時に、自分たちの存在価値や仕事の意義をものすごく考えさせられたんですね。
そういう中で、湯布院玉の湯が皆さまにお返しできることは何かと問いかけた時、私が出した答えが「保養地の宿」としての本質を深め、新たなチャレンジをすることでした。・・・
どのような逆境の時でも、自社の創業の原点・本質を深め、極めていくことが重要なことだと改めて考えさせられる記事です。
何のために、誰のために、経営するのか?経営者は常に考えていると思いますが、新年にあたり、今一度その本質を深めてみることはさらなる飛躍のためにも重要な事ではないでしょうか。
経営理念は創業者・経営者の魂・想いを込めた言葉であり、そこに自社の本質が表わされていると考えると、その理念を全組織に浸透させ、全社員一丸となって理念に基づいた事業展開、組織文化を醸成していくことは会社の社格・風格を形成していくうえで、最も大切なことです。
先の見通しが立たたない時代、世界情勢が混沌としているときこそ、人間としての在り方を考え、歴史に学び、先人の知恵に学び、正しい世の中を創るため、人間社会の中で努力をしていく人の集合体である良い会社を育てていくことは経営者として取り組む大事なことだと考えます。
ぜひ、新しい年、卯年がこの混沌とした時代の分岐点として、飛躍の元年になるよう、経営者の皆様や経営幹部をはじめ全ての組織構成員の皆様に、真摯な取組みを期待するとともに、私自身もさらなる取組みを強化し頑張る所存でおります。
本年が本稿を読んでいただいている皆様にとって、飛躍の年となりますよう祈念申し上げます。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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