汝の足元を掘れ、そこに泉湧く
ドイツの詩人・哲学者ニーチェの言葉である。
「汝の足元を掘れ、そこに泉湧く」(物事の本質や真理は外ではなく、自分自身の内に求めよ、ということを意味する。:自分自身の気付きによって考えがより深まり、行動が変わり、その人の生き方が変わってくる)
表層的なトレンドを追うことも世の中の動きを見るうえでは大事であるが、根源的・本質的な真理を深く考え、行動を変えて幸せを求めるのももっと重要だと思う。
似たような格言に次のものがある。
「百聞は一見に如かず」:人から何度も聞くよりも、実際に自分の目で確かめた方が良い
実はこの格言には続きがある。
「百見は一考に如かず」:沢山見ても、それを基に自分で考えなければ意味がない
「百考は一行に如かず」:いくら考えても考えたことを実行に移さないと意味がない
「百行は一効に如かず」:様々な行動を起こしたところで、一つでも成果が得られなければ意味がない
「百効は一幸に如かず」:いくら成果が上がったとしても幸せに繋がらなければ意味がない
「百幸は一皇に如かず」:個人の幸せがたくさんあっても、全ての民のために行動しなければならない
人は幸せになる資格がある。そのような生き方を求める資格がある。
その資格を活かすために「汝の足元を掘り」気付きを得て、「泉が湧くまで:百幸は一皇に如かず」を求めて頑張りたいものである。
私たち一人ひとりが「汝の足元を掘る」意識を持ち、個人の幸せから、多くの人間の幸せにつなげていくことで素晴らしい社会が形成される、それを信じて取り組んでいきたいものである。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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