会社(仕事)は生活の糧を稼ぐ大切な場所である。
しかしそれだけではなく、「自分自身の成長の機会を与えてくれる場所でもある」と想える(言える)会社が増えると、世の中が明るく「未来に夢と希望」が持ててくると思う。
会社は社員にとって経済的豊かさを求めると同時に人生道場の場所でもある。仕事を通して人間として成長し、豊かな人生を送る基礎を築かせてくれる。
倫理観を持って仕事をする、世のため、人のために一生懸命汗を流すことがひいては自分を成長させることにつながる。
江戸時代の農政家・思想家である「二宮尊徳翁」は
『道徳なき経済は、犯罪である。しかし、経済なき道徳は寝言である』と言い切っている。
為政者が政治・経済活動を通して正しい倫理観と経済的豊かさを得て、心豊かな世の中を創ることに積極的に取り組んでいくべきである、という思想であろう。
経営理念について説くと「理念で飯が食えるか!」という反論を受けることが時々ある。
もちろん理念だけで飯が食えるわけではない。
しかし、理念なき企業に明日の成長があるとも思えない。
この会社に働くことができて「私の人生は最高だった」といわれるような会社になることのすばらしさを享受してほしい。
変わらなければ生き残れない時代の中で、変えてはいけないものを大事にし、変えるべきものは信念を持って変えていく。そんな経営が求められている。簡単に変えてはいけないもの「経営理念」を信念を持って経営活動にあたる、理念経営を追求する。
道徳と経済は一対である、車の両輪である、との想いから「道経思想」を持った経営者が増えることを切に願いながらその普及活動に全力を注ぎたいと誓う今日この頃である。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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